松本清張_名札のない荷物 5. 日記メモ1968・2

題名 名札のない荷物 5. 日記メモ1968・2
読み ナフダノナイニモツ 5. ニッキメモ1968・2
原題/改題/副題/備考 ●シリーズ名=名札のない荷物
●全8話
1.怨霊のなぐさめ
2.
天正十年のマクベス
3.
「兵隊王」の丘から
4.
立ちどまる賢人
5.日記メモ1968・2
6.日記メモ1968・3
7.
南半球の倒三角〔松本清張短篇小説館(2/5話)の再録〕
8.
鼎談・人類共通の敵エイズを考える 座談会/鼎談=塩川優一・寺松尚・松本清張
本の題名 名札のない荷物【蔵書No0192】
出版社 (株)新潮社
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1992/08/25●3版1972/09/20
価格 1165+税(3%)/古本 88(税5%込み)+送料340
発表雑誌/発表場所 「新潮45」
作品発表 年月日 1991年(平成3年)9月号
コードNo 19910900-19910900
書き出し 一九六八年二月二十五日(日)
一月四日、キューバのハバナで催された世界文化会議(一月一日の革命記念日)に行っている間に、ハノイより招待電報が留守宅にきているという。十五日に帰国し、森本哲朗君(「週刊朝日」のデスク)に話す。急速に朝日との折衝がはじまる。
《ここでその前のハバナでの想い出を二,三書く。
「世界文化会議」に同行したのは、羽仁進、山本薩夫、霜多正次、見砂直照る(キューバ音楽の作曲家・指揮者)、岡崎満義(文藝春秋社編集者)などの諸氏だった。この会議には世界各国の「進歩的文化人」が五百人くらい集まって三日間討議した。私は世話人のゴンザレス某君がカストロと単独会見させるというので、ホテルの自室に連日こもっていたカストロは暗殺者を警戒して、予告なしに不時にやってくると聞いた。
作品分類 エッセイ
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