松本清張_名札のない荷物 2. 天正十年のマクベス

題名 名札のない荷物 2. 天正十年のマクベス
読み ナフダノナイニモツ 2. テンショウジュネンノマクベス
原題/改題/副題/備考 ●シリーズ名=名札のない荷物
●全8話
1.
怨霊のなぐさめ
2.天正十年のマクベス
3.「兵隊王」の丘から
4.
立ちどまる賢人
5.
日記メモ1968・2
6.
日記メモ1968・3
7.
南半球の倒三角〔松本清張短篇小説館(2/5話)の再録〕
8.
鼎談・人類共通の敵エイズを考える 座談会/鼎談=塩川優一・寺松尚・松本清張
本の題名 名札のない荷物【蔵書No0192】
出版社 (株)新潮社
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1992/08/25●3版1972/09/20
価格 1165+税(3%)/古本 88(税5%込み)+送料340
発表雑誌/発表場所 「新潮45」
作品発表 年月日 1990年(平成2年)8月号
コードNo 19900800-19900800
書き出し 最近「生涯学習」という言葉が云われているが、学校教育を受けていないわたしなどは生涯学習と聞くと親しい感じをもつ。わたしが小学校を卒業したのは大正十年のことである。義務教育の小学校と尋常高等科二年間で社会に出された。もっと勉強したい人間には夜学の補習学校があった。昼の仕事が終わってから夕方三時間ぐらいで、小学校の教室で複式簿記などの実務的な補習が行われてた。だから、店員とか給仕などがおもだった。わたしもその一人であった。昼間働くから、眠くてしょうがない。授業は六時ごろから九時ごろに行われるが、周りを見るとかなり眠っている人がいた。ほかに早稲田大学の中学講義録というものをわたしはとった。大学の科目に準じた学習内容が掲載されている雑誌で、「受講料」を送金すると毎月送ってくれた。
作品分類 エッセイ
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