松本清張_名札のない荷物 4. 立ち止まる賢人

題名 名札のない荷物 4. 立ち止まる賢人
読み ナフダノナイニモツ 4. タチドマルケンジン
原題/改題/副題/備考 ●シリーズ名=名札のない荷物
●全8話
1.
怨霊のなぐさめ
2.
天正十年のマクベス
3.
「兵隊王」の丘から
4.立ちどまる賢人
5.日記メモ1968・2
6.
日記メモ1968・3
7.
南半球の倒三角〔松本清張短篇小説館(2/5話)の再録〕
8.
鼎談・人類共通の敵エイズを考える 座談会/鼎談=塩川優一・寺松尚・松本清張
本の題名 名札のない荷物【蔵書No0192】
出版社 (株)新潮社
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1992/08/25●3版1972/09/20
価格 1165+税(3%)/古本 88(税5%込み)+送料340
発表雑誌/発表場所 「新潮45」
作品発表 年月日 1991年(平成3年)3月号
コードNo 19910300-19910300
書き出し 足尾銅山鉱毒問題で有名になった渡良瀬川の近く、唐沢山を後方に眺める栃木県佐野市には二度行ったことがある。佐野の町は北の唐沢山にむかって上り坂となっており、その山裾の左側の道をまっすぐ行くと田沼町、葛生町に向かうが、反対に南に道を下り、佐野駅を越すと館林市に出る。その佐野駅と館林の中間に羽田という土地がある。佐野市の中に入っているが、館林市との境にある。まだ渡良瀬川には出ない。羽田には龍江院という古い寺がある。この羽田に知行所を持っていた旗本の牧野家の菩提寺である。佐野は旧城主の佐野氏が没落したあと彦根藩の井伊家の保護を受けたり幕府の直轄領になったりしていた。
作品分類 エッセイ
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