その
十二
 

目と眼

その
十二

清張作品の題名は「黒の...」とか「霧の旗」・「波の塔」など「の」が多く使われている。

ぼんやり題名の特徴などを考えていたと、きその特徴を整理してみようと思い立った。

まさに蛇足的考察である!


(第三部).

その十二 20/11/21 目と眼(眼の壁・眼の気流・眼)

目は無かった


眼の壁【週刊読売】1957年(昭和32年)4月14日号〜12月29日号

眼の気流【オール讀物】1962年(昭和37年)3月号

(未購入/【文藝春秋】1988年5月)


眼...

■『眼の壁』
初期の代表的長篇作品。
誰が敵で誰が味方か。手形のパクリ事件を追う萩崎竜雄と友人の新聞記者。
パクリ事件の被害に遭った会社の顧問弁護士とその片腕の元警察の所員は殺される。
追い詰められたパクリ屋の黒幕は新興右翼のボス。最後はクローム硫酸の風呂に身を投げる。死の沸騰


■『眼の気流』
短編だが比較的長い作品(約46800文字)


■『眼』
未購入
【文藝春秋】1988年5月号なので、古本でもないかと探したが見つけられなく入手を断念した。


題名では、三作品だが、書き出し、300文字前後で『眼』をキーワードよして検索すると驚くべき数が検索された。
『目』の検索でも『眼』以上の検索数だった。

眼(目)は、口ほどに物を言う。
小説を書く上では重要なキーワードなのだろう。
そのうち、『眼』で蛇足的に研究をしてみたい。そのうちは、なかなかやってこないが...



2020年11月21日記