松本清張_清張通史2 空白の世紀

題名 清張通史2 空白の世紀
読み セイチョウツウシ2 クウハクノセイキ
原題/改題/副題/備考 ●シリーズ名=清張通史
●全6話
1.
邪馬台国
2.空白の世紀
3.カミと青銅の迷路
4.
天皇と豪族
5.
壬申の乱
6.
寧楽
本の題名 清張通史2 空白の世紀【蔵書No0160】
出版社 (株)講談社
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1977/07/30●初版
価格 850
発表雑誌/発表場所 「東京新聞」
作品表発表 年月日 1976年(昭和51年)5月21日〜1978年(昭和52年)7月6日
コードNo 19760101-19780706
書き出し 文字のない世紀  文字がないというのは、せまい意味では日本側に文字による歴史的な記録がないということである。魏志倭人伝も中国の文献であって日本にはないから、文字のない世紀である。したがってその下限は『日本書紀』(『古事記』は歴史書ではないが、ある部分はその中に入れてもいいかもしれない)の記載以前までである。上限にはキリがない。弥生時代、旧石器時代とさかのぼってゆくと、ついには「日本人はどこから列島にきたか」という問題にあたり、さらには日本列島の形成までいってしまう。本書は、第T巻の序文にあたる項でも書いたように普通の通史ではなく、流れが屈折する要所要所に「定点」をおいて、上流にさかのぼり、合流点では支流をも見きわめたいとするのだから、視野に入れるものがひじょうに多くなる。
作品分類 古代史(通史/シリーズ) 282P×540=152280
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【帯】倭の五王と古代天皇はどう対応するのか。大和国家は誰の手によって建てられたのか。「前方後円墳」は、なぜ突如として現れたのか。史書を書く四、五世紀はまさに空白のまま、多くの謎に秘められている。本書は古代朝鮮ならびに騎馬民族の動向をくわしくさぐりつつ、大和国家は弁韓の地から渡来した「応神部族」=夫余族によって建てられたことを立証する。