松本清張_絵はがきの少女

題名A 絵はがきの少女
原題 エハガキノショウジョ
原題/改題/副題/備考 【重複】〔(株)新潮社=憎悪の依頼 (新潮文庫)〕

宮部みゆきセレクション(戦い続けた男の素顔)松本清張傑作選
 1.「
 2.「
恩義の紐
 3.「
入江の記憶
 4.「
夜が怕い
 5.「
田舎医師
 6.「
父系の指
 7.「
流れの中に
 8.「
暗線
 9.「
ひとり旅
10.「
絵はがきの少女
11.「
河西電気出張所
12.「
泥炭地」  
本の題名 宮部みゆき 戦い続けた男の素顔:松本清張傑作選【蔵書No0224】
出版社 新潮社
本のサイズ B5普通
初版&購入版.年月日 2009/07/30●初版
価格 1680(本体1600円)/中古(590円+送料:250円)
発表雑誌/発表場所 「サンデー毎日・特別号」
作品発表 年月日 1959年(昭和34年)1月号
コードNo 19590100-00000000
書き出し 少年のころ、小谷亮介は、絵はがきをあつめるのが好きだった。父は官吏だったから出張することが多く、亮介のために各地から絵はがきを送ってきた。のみならず、叔父も、従兄も、亮介に送ってくれた。従兄は京都の学校に入っていたので、京の舞妓や大原女などを寄越した。奈良、吉野、飛騨あたりに旅行したといっては、その地方の絵はがきを送った。考えてみると、従兄のものが一番多かったようである。絵はがきは亮介の本箱の抽出しに一ぱいになる位に集まった。北海道のも、九州のも含まれていた。亮介は、退屈すると、抽出しの中に積み重なった絵はがきを取り出し、未知の風物と遊んだ。
作品分類 小説(短編)
検索キーワード 絵はがき・富士・新聞記者・静岡・岡山・松山・柳井・自殺・甲州・忘れ形見