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【断】 |
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清張作品の題名は「黒の...」とか「霧の旗」・「波の塔」など「の」が多く使われている。
ぼんやり題名の特徴などを考えていたと、きその特徴を整理してみようと思い立った。
まさに蛇足的考察である!
(第二部)
No0F | 09/12/17 | ●断 「断」です。お断りしておきますの「断」です。「断碑」「断層」「断線」「断崖」 |
なぜか「断○」です。意味のない考察ですが、「決断」「判断」「診断」など「○断」でもありそうなのですが... 年末になると今年を表す漢字一文字が発表されます。 今年は「新」だそうですが、「断」は 清張を表す一文字漢字の一つでしょう。 思いつきですが、「黒」「影」「線」「火」「霧」が5大一文字漢字。それに続いて「断」「蒼/青」「天」 「天」は天保とか天皇とか天理で「天」の意味はうすい。 「断」は、はっきりしている。拒絶が感じられる。 「断碑」「別冊文藝春秋」43号 1954年(昭和29年)12月号 断碑(ダンピ)=割れて欠けた石碑。 「青のある断層」「オール讀物」 1955年(昭和30年)11月号 断層(ダンソウ)=地層や岩石が割れ目を生じ、それを境にして両側に食い違いを生じているもの。 「別冊黒い画集 第六話 断線」「週刊文春」 1964年(昭和39年)1月13日号〜3月23日号 断線(ダンセン)=線や糸の切れること。また、切れた線。 「断崖」『新潮+45』(1982年5月) 1982年(昭和57年)5月 断崖(ダンガイ)=垂直に切り立ったがけ。 エッセイですが、「○断」がありました。「裁断」 「エッセイより 大岡昇平氏のロマンチックな裁断」 裁断(サイダン)=物を断ち切ること。特に、型に合わせて布・紙・革などを切ること。 2009年12月17日記 |