清張作品の題名は「黒の...」とか「霧の旗」・「波の塔」など「の」が多く使われている。
ぼんやり題名の特徴などを考えていたと、きその特徴を整理してみようと思い立った。
まさに蛇足的考察である!
No007 | 04/08/20 | ●海砂利水魚の水行末.../「・・・水・・・」 「水の中の顔」(未購入)・「人間水域」・「水の炎」・「【別冊黒い画集】第五話『陸行水行』」 「水の肌」(原題=沈下)「逃げ水 邪馬台国」(未購入) |
当然「水の...」で始まっている題が多い、 「水の中の顔」(未購入)「週刊朝日別冊」1961年1月 「人間水域」「マイホーム」1961年12月号〜1963年4月号 「水の炎」「女性自身」1962年1月1日号〜12月17日号 「【別冊黒い画集】第五話『陸行水行』」「週刊文春」1963年12月25日号〜1964年1月6日号 「水の肌」(原題=沈下)「小説現代」1971年1月号 「逃げ水 邪馬台国」(未購入)「文藝春秋」1989年7月 一応「水」の付く題を上げてみたが、「【別冊黒い画集】第五話『陸行水行』」・「逃げ水 邪馬台国」は余分であろう 「水の肌」は短編、「水の炎」・「人間水域」は長編。「水の中の顔」は未購入で?である。 「水」から来るイメージで、清張的な「火」・「黒」とは違った印象である。 対比では「水」・「白」と言うことになるであろう。 しかし、イメージとは別で、清張は好んで、これらの言葉を使っている。 2004年08月20日記 |