題名 | 小説と古史への旅 わたしの小説取材から見た人物像 |
読み | ショウセツトコシヘノタビ ワタシノショウセツシュザイカラミタジンブツゾウ |
原題/改題/副題/備考 | ※京王プラザ札幌(1983年4月5日講演) 「小説の材料」■講演■ 「わたしの小説取材から見た人物像」■講演■ 「岡倉天心とその周辺」■講演■ 「わたしの小説作法」■講演■ 「古代史へのいざない」■講演■ 「祭神の謎と神事」 「道鏡事件の謎と清麻呂」■講演■ 「古代を検証する」■座談会■ |
本の題名 | 小説と古史への旅■【蔵書No0179】 |
出版社 | 日本放送出版協会 |
本のサイズ | A5(普通) |
初版&購入版.年月日 | 1983/12/20●初版 |
価格 | 1300 |
発表雑誌/発表場所 | 講演/「わたしの小説取材から見た人物像」・京王プラザホテル札幌 |
作品発表 年月日 | 1983年(昭和58年)4月5日 |
コードNo | 19830405-00000000 |
書き出し | 「わたしの小説取材から見た人物像」という題をつけております。まず明治時代の絵描きさんで青木繁と、昭和の戦後まで長生きされましたが、その親友の坂本繁二郎、この二人のことをちょっとお話ししてみたいと思います。青木繁(一八八二〜一九一一)という人は、ご承知の方もおられると思いますが、「海の幸」という絵で盛名を馳せた天才的な画家であります。坂本繁二郎(一八八二〜一九六九)は八十八歳まで生きておられ、昭和四四年に亡くなられた方で、もちろん有名ですが、わたしはこの二人はある意味で悲劇的な対立関係にあったと思います。坂本繁二郎も青木繁も九州の久留米、有馬家の旧藩士の家柄の出でございます。家柄といっても足軽くらいな程度でございますが、いずれにしても、市内の荘島という町に生まれ、同じ学校に行き、そして東京に出ても同じ画塾に学んだという、このことが二人の不幸となった。 |
作品分類 | 講演/古代史 |
検索キーワード |