松本清張_現代官僚論 第二話 文部官僚論

〔(株)文藝春秋=全集31(1974/07/05)【現代官僚論】で第二話として発表〕

題名 現代官僚論 第二話 文部官僚論
読み ゲンダイカンリョウロン ダイ02ワ モンブカンリョウロン
原題/改題/副題/備考 ●シリーズ名=現代官僚論
●全13話
 1.
現代官僚論
 2.文部官僚論
 3.農林官僚論
 4.
検察官僚論
 5.
通産官僚論
 6.
旧内務官僚論
 7.
建設官僚論
 8.
警察官僚論
 9.
内閣調査室論
10.
防衛官僚論
11.
運輸官僚論
12.
大蔵官僚論
13.
外務官僚論
●全集(7話)
1.
現代官僚論
2.文部官僚論
3.農林官僚論
4.
検察官僚論
5.
通産官僚論
6.
警察官僚論
7.
内閣調査室論  
本の題名 松本清張全集 31 深層海流・現代官僚論【蔵書No0115】
出版社 文藝春秋
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1974/07/05●2版
価格 1200
発表雑誌/発表場所 「週間文春」
作品発表 年月日 1963年(昭和38年)3月号〜4月号
コードNo 19630300-19630400
書き出し 池田首相の「人づくり」がしばらくの間、流行語になった。その人づくりの内容は具体的には曖昧だが、その一つとして学校教育の再検討が考えられているようだ。経団連や日経連あたりの財界筋から自民党に注文がつけられているらしい。このことはのちに詳しくふれるとして、とにかく「文部省」は曾て戦前にもないほど国民の前に大きく拡大されてきた。去年(三十七年)の新聞を見ても、池田首相が遊説先でブッて以来「大学管理法案」が毎日のように活字になっていた。これは見送りとなったが、この経緯についてもあとでみることにして、それより少し前の学力テスト問題、勤評問題、もっと古くは教育二法案などは、そのつど新聞紙面を賑わしている。文部省と日教組との闘争に至っては、あまりに国民の前に生々しく映し出されてきた。
作品分類 ノンフィクション(短編/シリーズ) 44P×1000=44000
検索キーワード