松本清張_古代史疑_卑弥呼とはだれか

 (株)文藝春秋=全集33(1974/03/20)〕:【古代史疑・古代探求】

題名 古代史疑_卑弥呼とはだれか
読み コダイシギ_ヒミコトハダレカ
原題/改題/副題/備考 【重複】〔中央公論社=古代史疑〕
◎古代史疑
三世紀の日本
大和か九州か(簡単な学説史)
私はこう考える
魏志の中の五行説
卑弥呼とはだれか
卑弥呼論
稲の戦い
「一大率」「女王国以北」
結語
本の題名 松本清張全集 33 古代史疑・古代探求【蔵書No0116】
出版社 (株)文藝春秋
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1974/3/20●初版
価格 1200
発表雑誌/発表場所 「中央公論」
作品発表 年月日 1966年(昭和41年)6月号〜1967年(昭和42年)3月号
コードNo 19660600-19670300
書き出し 卑弥呼とはだれか
邪馬台国はどこか   「邪馬台国」という国名は『魏志』「倭人伝」にたった一ヵ所しか出ていない。すなわち投馬国を挙げた次に「南、邪馬台国に至る、女王お都する所、水行十日陸行一月」のくだりである。あとは「女王国」や「倭」が頻繁に出てくる。この「女王国」が邪馬台国そのものの代名詞なのかそれとも女王の統属する国々の連合体を指しているのかは学説の分かれるところだが、私は後者の意に解したい。邪馬台国は女王の都する一地方だと思うのである。この「都する」という文字が問題なのだ。女王国がもし邪馬台国の代名詞なら、もっと邪馬台国の文字が『魏志』「倭人伝」の中に使用されていていいはずである。これが投馬国や不弥国なみに一ヵ所しか出されていないのは、やはり地方名であるからだろう。
作品分類 古代史 131P×1000=131000(合計)
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