松本清張_草の径 第六話 呪術の渦巻文様(改題)

(原題=無限の渦巻文様)

題名A 草の径 第六話 呪術の渦巻文様
読み クサノミチ ダイ06ワ ジュジュツノウズマキモンヨウ
原題/改題/副題/備考 【重複】〔(株)文藝春秋=草の径〕
●シリーズ名=草の径
●全8話
1.
削除の復元
2.ネッカー川の影
3.死者の眼の犯人像(
改題=死者の網膜犯人像
4.
「隠り人」日記抄
5.
モーツアルトの伯楽
6.無限の渦巻文様(
改題=呪術の渦巻文様
7.
老公
8.
夜が怕い
※「松本清張全集 66 老公 短篇6」では、
  シリーズ「草の径」ではなく単独で収録
削除の復元

全集66:「草の径」
1.
老公
2.
モーツアルトの伯楽
3.
死者の網膜犯人像
4.
ネッカー川の影
5.
「隠り人」日記抄
6.呪術の渦巻文様
7.
夜が怕い
本の題名 松本清張全集 66 老公 短篇6【蔵書No0233】
出版社 文藝春秋(株)
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1996/03/30●初版
価格 1631円税込み:中古/アマゾン
発表雑誌/発表場所 月刊「文藝春秋」
作品発表 年月日 1990年(平成02年)10月号
コードNo 19901000-00000000
書き出し ダブリン行きの搭乗口はヒースロー空港の西の端ゲートで、そこは地下道に入っていくように狭くて、じめじめした感じである。世界各国の主要都市と直結しているこの空港のゲートではいかにも冷遇されて隅っこに追いやられた感じで、待合室の天井も低く、漆喰の壁はうすよごれてコンクリート床にならんだ長椅子は公園のベンチのように硬かった。掛けている人々も華やかな旅支度の男女は一人もいなく、まるで出稼ぎ人の里帰りといった地味な服装だった。ジャンボ機が頻繁に離陸するのを背景に、ダブリン行きボーイング737の百人乗りが、ゲートの出口の百五十メートル先にあらわれた秋の蜻蛉のように小さな翼を縮めていた。
作品分類 小説(短編/シリーズ)
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