松本清張(1023)_なぜ「星図」が開いていたか

題名 なぜ「星図」が開いていたか
読み ナゼ「セイズ」ガヒライテイタカ
原題/改題/副題/備考 【重複】〔(株)光文社=松本清張短編全集7 鬼畜〕
本の題名 遠くからの声【蔵書No0007】
出版社 (株)講談社
本のサイズ 文庫(講談社文庫)
初版&購入版.年月日 1976/10/15●2版1976/12/15
価格 260
発表雑誌/発表場所 「週刊新潮」
作品発表 年月日 1956年(昭和31年)8月20日号
コードNo 19560820-00000000
書き出し 真昼は灼けるような暑さのつづく七月下旬のある夜、東京都世田谷区△町に住む倉田医師は、看護婦から電話を取り次がれた。「先生、急患でございます」「誰だ?」「×町一ノ四八六番地の藤井といっています」医師は読みかけの本を措いて、急いで頭の中でカルテを繰ったが、そんな名前は無かった。「もしもし、藤井さんと仰言ると?」電話口に出て医師は無愛想に訊いた。「はい。今まで病人ではなかったものですから、先生に診ていただいては居ませんが−−−」相手は澄んだ女の声で、医師の気持ちを忖度した言い方をした。「主人が只今、変でございます。多分、心臓麻痺だと思いますが、倒れたきりでございます。恐れ入りますが、お出で願えましょうか?」医師は腕時計を見た。八時二十四分であった。すぐ行く、と返事して電話を切った。鞄の中に死亡診断書の用紙を入れた。看護婦を乗せたトヨペットを自分で運転して、電話で聞いた地形をたよりに行くと、十分もたたぬうちに、その家を発見した。近所は暗かったが、その家の玄関だけが明るく灯がついていたので、すぐ分かった。
作品分類 小説(短編) 23P×650=14950
検索キーワード 百科事典・星座・蛇・脱皮殻・心臓麻痺・ハンスト・学園闘争・開業医・学園誌・しおり・東京世田谷