松本清張_風の息(下)

題名 風の息(下)
読み カゼノイキ_02(ゲ)
原題/改題/副題/備考 風の息(上)
風の息(下)
本の題名 風の息(下)【蔵書No0152】
出版社 朝日新聞社
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1974/02/01●6版1974/04/20
価格 720
発表雑誌/発表場所 「赤旗」
作品発表 年月日 1972年(昭和47年)2月15日号〜1973年(昭和48年)4月14日号
コードNo 19720215-19730414
書き出し 宗介は鎌倉から戻った翌日、新聞社の伊東論説委員に電話した。「例の”アイ”の宮田通信員と昨夜会いました。いろいろ話を聞いて、面白いことが分かりました」ほう、そうか、早く聞きたいな、と伊東はいった。今日帰りにこっちに寄ってくれますかと宗介がきくと、今日は会議があるから遅くなると伊東はいった。こっちに来てくれないか、という。「じゃ、これから行きます」身支度をしていると、妻がじろりと見て、「また、出かけるんですか?」と、不機嫌な顔をした。「うん、あとを頼むよ」「”もく星”号のことばかりに熱中して、いい加減にしたらどう?」「まあ、そういうな。もう少しだ」「どうだか。どうせはっきりわかりゃしないんでしょ?」「こうなったら乗りかかった船だ。やれるところまでやるよりしょうがない」
作品分類 小説(長編) 630P×850=535500(332P+298P)
検索キーワード