〔(株)光文社=松本清張 短編全集05(声)(2009/01/10):【顔】〕
題名A | 顔 | |
読み | カオ | |
原題/改題/副題/備考 | 【重復】〔(株)文藝春秋=松本清張全集36〕 | |
本の題名 | 松本清張 短編全集05(声)■【蔵書No0226】 | |
出版社 | (株)光文社 | |
本のサイズ | 文庫(光文社文庫)※新書版を文庫化 | |
初版&購入版.年月日 | 2009/01/10●初版 | |
価格 | 660(本体629円) | |
発表雑誌/発表場所 | 「小説新潮」 | |
作品発表 年月日 | 1956年(昭和31年)8月号 | |
コードNo | 19560800-00000000 | |
書き出し | 井野良吉の日記 −−日。今日、舞台稽古のあとで、幹部ばかりが残って何か相談をしていた。先に帰りかけると、Aと一緒になった。五反田の駅まで話ながら歩いた。「何を相談しているか知っているか」とAはぼくに云った。「知らない」「教えてやろう」と彼は話し出した。「今度、△△映画会社から、うちの劇団に映画出演の交渉があったんだ。例の巨匠族石井監督の新しい作品で、達者な傍役をうちの劇団から三、四人欲しいというのだ。マネージャーのYさんがこの間から映画会社に行ったり来たりして、忙しそうにしていたよ」「へえ、知らなかったな。それで、やるのかい?」とぼくは訊いた。「やるよ、勿論。劇団だって苦しいもの。ずっと赤字つづきだからな。Yさんの肝では、今度だけでなく、ずっと契約したらしい。先方さえよかったらね」 | |
作品分類 | 小説(短編) | |
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