題名 | 天保図録(上) | |
読み | テンポウズロク_1(ジョウ) | |
原題/改題/副題/備考 | 「天保図録(上)」 「天保図録(下)」 |
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本の題名 | 松本清張全集 27 天保図録(上)■【蔵書No0109】 | |
出版社 | (株)文藝春秋 | |
本のサイズ | A5(普通) | |
初版&購入版.年月日 | 1973/10/20●初版 | |
価格 | 880 | |
発表雑誌/発表場所 | 「週刊朝日」 | |
作品発表 年月日 | 1962年(昭和37年)4月13日号〜1964年(昭和39年)12月25日号 | |
コードNo | 19620413-19541225 | |
書き出し | 天保改革期を舞台に書いてみたい。天保といっても改革がはじまったのは十二年(一八四一)に大御所だった家斉が死去して、老中水野越前守忠邦に実力者の地位が与えられたときからである。肩の張ることを書くつもりはないが、いちおう、この期の背景を記してみる。江戸時代に極端なデフレ政策がとられたのは二度ある。一度は天明七年から寛政五年(一七八七〜一七九三)に至る六年間で老中松平定信によってとられたいわゆる「寛政の改革」である。次が天保である。両改革の間には五十年近い歳月がはさまっている。この間が、前半は将軍として、後半は大御所として徹底的な浪費政策をとった家斉の時代である。なお、寛政の改革の前に二十七年間の田沼時代がある。つまり、二つの改革は前時代の不健全な政治、放漫経済の後始末ということもできる。寛政の改革の前は将軍吉宗による享保改革期(一七一六〜一七四四)があったことも忘れてはならない。 | |
作品分類 | 小説(長編・時代) | 889P×1000=889000(437P+452P) |
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【帯】泰平の世をゆるがす内外の動き 現代感覚で描いた「天保改革」 |