ページの最後

「男_06」
清張作品に登場する
男の名前に関する考察


同名の名前が増えた場合は追記として登録。
------------------------------------
その名は
健次・健治・健爾
(ケンジ)

●健次


小説 三億円事件
健次 青酸カリで服毒自殺をする。去に窃盗、恐喝、暴行の逮捕歴。
とても自殺をするような青年ではない。三億円事件の犯人か?
浜野 健次(ハマノケンジ)


霧の旗

健次 銀座のバー「海草」のママの弟。
河野径子の経営するレストラン「みなせ」の給仕頭で、径子とも関係があった。
杉浦 健次(スギウラケンジ)


●健治

年下の男

健治 白い丸顔の男、剽軽者の男。交換台の保全係で男禁制の交換台に出入りしていた。
背が高い(当時として、175センチ)
杉浦 健次(スギウラケンジ)


●健爾

暗線
健爾 三浦健亮の子、健庸の父。三浦家の中ではさしたる実績も無い。
三浦 健爾(ミウラケンジ)


2022年04月21日
霧の旗「婦人公論」1959年(昭和34年)7月号~1960年(昭和35年)3月号
暗線「サンデー毎日」1963年(昭和38年)6月
年下の男「新潮」1967年(昭和42年)6月号
小説 三億円事件 「週刊朝日」1975年(昭和50年)12月5日号~12月12日号
作品順位並べてみたが、「ケンジ」は、「健次」→「健爾」→「健治」→「健次」と変換している。あまり意味は無いようだ。
登場人物としては、脇役である。と決めつけることもできない。「健次」と「健治」は重要な役割をはたしている。
「健」の字が共通であることが興味深い。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



ページのTOP