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「20」
清張作品に登場する
女性の名前に関する考察


同名の名前が増えた場合は追記として登録。
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その名は
「和子・可寿子・加寿子」
(カズコ)

●和子
突風(【影の車】第八話)
和子(みどり) みどり、本名は、芳村和子、二十三歳。藤田良一という内縁の夫がいる。「サロン・コパコイン」のホステス
芳村 和子(ヨシムラカズコ)


●可寿子
再春
(可寿子はペンネーム)(【隠花の飾り】第十話)
可寿子 ペンネーム鳥見可寿子。地方都市で文学団体には属しないが小説を書いている。
夫には「女房の玩具」と言われる。中央の文芸雑誌の新人賞を受賞。
鳥見 可寿子(カズコ)


●加寿子
混声の森
加寿子 バー・ウインザーのマダム。石田謙一の愛人。謙一との仲は次第に醒めていき別れを迎えることになる。加寿子にも男が出来る。
加寿子(カズコ)


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※本名は不明?

突風影の車(第八話)の和子は、本名だが、ホステスで、「みどり」を名乗っている。

再春」の可寿子は、ペンネームで、本名は鳥見和子。主人公。

混声の森」の加寿子は、バーのマダム。名字も登場しないし、加寿子は本名かどうか怪しい。主人公の愛人。

「和子」自体は、ありふれた昭和の名前だが、それぞれが別名を持っていて、社会的に自立をして生活をしているとも言えるが
名前が平凡すぎて、役どころで変化を持たせているように感じる。



2024年07月21日記


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