ページの最後

「19」
清張作品に登場する
女性の名前に関する考察


同名の名前が増えた場合は追記として登録。
------------------------------------
その名は
友子・伴子・とも子
(トモコ)

●友子

二冊の同じ本
友子 塩野泰治の妻
塩野 友子(シオノトモコ)


●伴子

百円硬貨
伴子 A総合銀行の行員。出納係で、7年のベテランだった。容貌も綺麗な方で、縁談もあったが結婚の時期を逃す。28,9歳になる。
十三歳上の男がいた、名前は細田竜二。彼とは四年越しの関係だった。
竜二との結婚に慰謝料として三千万円必要になるが、自分で工面を決意する。
村川 伴子(ムラカワトモコ)


●とも子


犯罪広告

とも子 池浦源作の現在の妻。未亡人で小金を貯めているらしい。源作はとも子の小金が目当てで結婚したと言われている。
竹岡 とも子(タケオカトモコ)


-------------------------------------------------------------
※自虐的説明

二冊の同じ本」の友子は、主役の妻だが、その存在は重要だ。紹介作品としては初期のもので、紹介内容がお粗末。

百円硬貨」の伴子は、主役。登場人物は二人だけで、小説の内容は比較的単純である。心理劇的な内容で、清張ならではの終わり方のような気がする。

犯罪広告」のとも子は、主役の妻。名前のからくる印象は、ひらがなのせいか、穏やかな人物に映る。夫の犯罪を手伝う悪女。

なぜか、登場人物の説明が簡単に済まされている。
「トモコ」の読みだが、名前は書き分けられている。他の名前でも言えることだが、作家としての配慮が伺える。


2024年01月21日記


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 登場人物【女性の名前】50音検索ギャラリー


ページのTOP