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「07」
清張作品に登場する
女性の名前に関する考察
同名の名前が増えた場合は追記として登録。
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その名は
「須美子・すみ子」
(スミコ)
●須美子 「カルネアデスの舟板」(別題=許者の舟板)
「紙碑」
●すみ子 「点と線」
--------------------------------------------------- 須美子・スミ子・すみ子と、漢字、カタカナ、ひらがなと三者三様。 登場の仕方もそれぞれで、立ち位置もそれぞれ。 ● 料理屋「柳月」の女中。玖村の女。大鶴も好意を抱く。玖村武二に扼殺される。 「カルネアデスの舟板」 須美子(スミコ) ●スミ子 画家、唐沢信夫の妻 「紙碑」 唐沢 スミ子(カラサワスミコ) ●すみ子 鳥飼重太郎の娘。婚約者がいる。 (トリカイ) 「点と線」 鳥飼 すみ子(トリガイスミコ) 作品別に見ると、 【点と線】(すみ子):長篇:1957/02~1958/01 【カルネアデスの舟板】(須美子):短篇:1957/08 【紙碑】(スミ子):短篇:1987/05 須美子だけが名字が無い。殺されてしまうが、登場人物として、重要度は「須美子」が一番? 年齢順(若い順)なら、 1.「すみ子」:婚約者がいる。 2.「須美子」:女中、愛人 3.「スミ子」:未亡人 の、順だろう。 作家は、同じ名前を使うとき、前作を意識するものなのだろうか? 多作の清張氏は、脇役の登場人物まですべて覚えてはいないだろうし... 2019年7月21日記(仮) |
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