松本清張_信号

松本清張短篇小説館(3/5話)〕 (株)文藝春秋=松本清張全集66

題名 信号
読み シンゴウ
原題/改題/副題/備考 【重複】〔(株)文藝春秋=途上 松本清張初文庫化作品集B〕

※松本清張短編小説館(全五話)
1.「
松本清張短篇小説館 思託と元開」(全5話 1/5)(未購入)
2.「
松本清張短篇小説館 南半球の倒三角」(全5話 2/5)(【名札のない荷物】7.)で再録
3.「松本清張短篇小説館 信号(全5話 3/5)
4.「
松本清張短篇小説館 老十九年の推歩」(全5話 4/5)
5.「
松本清張短篇小説館 二醫官傳(両像・森鴎外)」(全5話 5/5)(未購入)
本の題名 松本清張全集 66 老公 短篇6【蔵書No0233】
出版社 文藝春秋(株)
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1996/03/30●初版
価格 1631円税込み:中古/アマゾン
発表雑誌/発表場所 「文藝春秋」(1984年2月・4月・6月)
作品発表 年月日 1984年(昭和59年)2月・4月・6月
コードNo 19840200-19840600
書き出し 今日は午後六時から呉市の穂波伍作の家で「著書の量が身長に達した自祝会」がある。白石信一は、勤めているデパートの宣伝部を五時前に出た。広島から呉までは列車で、一時間近くかかる。デパートでは三週間後に大きな催しものがあり、その企画から会場の構成に必要なバックの図案、展示の説明版、ポスターの作製、新聞広告原稿などの仕事が押しよせている。週一回の各階ショーウインドウの陳列替えのほかに、こういう大きな臨時ものがあるので、さらぬだに手足の宣伝部は忙しかった。看板屋、印刷屋、広告代理店などが、せまい宣伝部に出入りする。白石は残業する同僚にあとのことを頼んで、駅に急いだ。「内海文学」や「山陽文学」の同人ではないが、穂波伍作に二年前から接近している彼にとっては今夜はぜひとも参加したい会であった。穂波伍作も東京から帰っているはずであった。
作品分類 小説(短編)
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