その
十八
 

その
十八

清張作品の題名は「黒の...」とか「霧の旗」・「波の塔」など「の」が多く使われている。

ぼんやり題名の特徴などを考えていたと、きその特徴を整理してみようと思い立った。

まさに蛇足的考察である!


(第三部:その十八).

その十八

22/08/21
●海

内海の輪【黒の様式):第六話
深層海流
海嘯【無宿人別帳】:第二話
閉じた海

「海」をウミと読むとは限らない。
「ナイカイノワ」・「シンソウカイリュウ」・「ツナミ」・「トジタウミ」
「海嘯」までは想像できなかったが、多様な表現があり、内容を想像するのは難しい。
何れも紹介作品としてはまだ取り上げていない。

●「内海の輪」(【黒の様式】第六話)
週刊朝日:1968年(昭和43年)2月16日号〜10月25日号


●「深層海流
文藝春秋:1962年(昭和37年)2月号


●「海嘯」(【無宿人別帳】第二話)
オール讀物:1957年(昭和32年)10月号


●「閉じた海
文藝春秋臨時増刊:1973年(昭和48年)11月)
清張作品では珍しい、書き下ろし作品だと思う。正直、内容は余り覚えていないが、作品のタイトルバックがなぜか印象に残っている。
下の写真の右側。


※数少ない書き下ろし作品
暗い血の旋舞)・「信玄戦旗」・「閉じた海





2022年08月21日記