研究
●シリーズ名=大奥婦女記 ●全12話=全集(12話) 1.乳母将軍 2.矢島の局の計算
3.京から来た女
4.予言僧
5.献妻 6.女と僧正と犬 7.元禄女合戦 8.転変 9.絵島・生島 10.ある寺社奉行の死 11.米の値段 12.天保の初もの
>綱吉は学問が好きであった。
は、それとして、「彼が一番得意だったのは、それを誰彼となく向かって講釈することであった。」は、
痛烈である。
賞賛する者もいれば、苦々しく思う者もいた...
増上寺の詮応大僧正もその一人である。だが、桂昌院に一喝される。
書き出しにしては具体的で、綱吉の性格、桂昌院の院政ぶりがすぐに読み取れる。
「献妻」とは穏やかではない。
前作「予言僧」の最後の一行が、
>そのことがあってほどなく、彼の推薦によって一代の妖僧、骭が桂昌院の前に現れる運命となる。
とあり、増上寺の詮応大僧正が「隆光」ではなさそうである。
ちなみに、「献妻」とは
妻を献上する事?
ネット上に
>綱吉は妙な悪癖を持っていたらしい。
>家臣の妻に惚れてしまうのだ。
>大奥で、あれだけ美女たちが居並んでいても、簡単に手に入る女性には、心惹かれなかったのだろう。
なる文章があった。
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