松本清張_中央公論 岩下俊作著『富島松五郎伝』解説 (再録・ふるさとの追想)

題名 中央公論 岩下俊作著『富島松五郎伝』解説 (再録・ふるさとの追想)
読み イワシタシュンサクチョ トミシママツゴロウデン カイセツ
原題/改題/副題/備考  
本の題名 松本清張研究 第十五号(2014年)【012:松本清張研究】(中央公論:1981年9月10日初版を再録)
出版社 北九州市立松本清張記念館
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 2014/03/31●初版
価格 1852円+税(148円)
発表雑誌/発表場所 中央公論社 1981年9月10日
作品発表 年月日 1981年9月10日
コードNo 19810910-00000000
書き出し 大正末期に小倉市馬借町(現北九州市小倉北区)に俥(人力車)の立場があり、八田という姓だった。その俥屋の前が市立病院で、患者や見舞客などが俥を利用したであろうから、相当に繁盛していたと思われる。そこの息子がわたしの小学校(天神島小学校)の同級生八田一造で、学校帰りに丈の高い一造がその車屋に入っていく。だからわたしは、俥を何台も置いた、うす暗い土間をよく覚えている。用のない俥夫は土間の横を仕切った溜まりに腰をかけて雑談したり将棋をしたり貸本などを読んでいたりした。
作品分類 解説 
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