松本清張_火の路(下)(改題)

(原題=火の回路)

題名 火の路(下)
読み ヒノミチ_02(ゲ)
原題/改題/副題/備考 (原題=火の回路)
火の路(上)
火の路(下)
本の題名 火の路(下)【蔵書No0158】
出版社 (株)文藝春秋
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 1975/12/10●初版
価格 1300
発表雑誌/発表場所 「朝日新聞」
作品発表 年月日 1973年(昭和48年)6月16日〜1974年(昭和49年)10月13日
コードNo 19730616-19741013
書き出し バンコック空港を機が離陸したのが現地時間の午後3時だった。出発時間の一時間をトランジット(通過客待合室)に過ごした乗客たちは、機までの距離が炎天で、身体を焙られて座席に走り戻った。通子の隣席二つはバンコックで代わって、イタリア人らしい夫婦になっている。窓の外は俯瞰が消えて白い雲と蒼い空だけになっていた。陽射しが強く、通子は窓のカーテンを半分とざし、羽田を出てから読みつづけてきた本を開いた。ロマン・ギルシュマンの『イランの古代文化』というのである。《......資料がはんはだ少なくまた断片的なので、イラン人の(イラン高原)定着の過程を跡づけることまではまだできない。アッシリアの年代記が事実上唯一の記録で、そのなかにみえる君主や都市や国家の名称の比定すら確実とはいえない。
作品分類 小説(長編) 794P×630=500220(396P+398P)
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【帯】朝日新聞連載「火の回路」改題
灼熱のイランを旅をする若き研究者高須通子。砂漠に聳え立つ沈黙の塔から遙か日本の飛鳥に思いを馳せる。
古代史家海津信六の挫折は何が原因だったのか。海津にまつわる死の影を追いつつ、謎の石に挑む通子の論文も核心に迫ってゆく・・・・・・。壮大なスケールで描く巨匠長篇ロマン