題名 | 奥羽の二人 | |
読み | オウウノフタリ | |
原題/改題/副題/備考 | ||
本の題名 | 奥羽の二人■【蔵書No0140】 | |
出版社 | (株)講談社 | |
本のサイズ | 文庫(講談社文庫) | |
初版&購入版.年月日 | 1986/11/15●23版2002/12/16 | |
価格 | 495+税(5%) | |
発表雑誌/発表場所 | 「別冊文藝春秋」39号 | |
作品発表 年月日 | 1954年(昭和29年)4月号 | |
コードNo | 19540400-00000000 | |
書き出し | −−うち眺めて行きけるほどに、こゝは那須野の原といふ所なりければ、余りに人気もなく、物さびしかりつるまゝ、ふと思いつらねて、 世の中に、我は何をか那須の原なすわざもなく年やへぬべき などいひいひて打ち過ぎけるに佐野の舟橋につきぬ。 (蒲生氏郷紀行)伊達政宗が秀吉に会うため会津を出発したのは天正十八年五月九日で、小田原に到着したのは翌月の五日であった。道中にこのような時日を要したのは、順路の上野武蔵が北条領で塞がっているので、米沢より北国道を、越後、信濃、甲斐、と迂回したからである。片倉小十郎、白井駿河以下百余人の同勢であった。折りから秀吉は北条氏政を小田原城に包囲していた。正宗参著の旨が披露されると、秀吉は不機嫌な顔をして、「底倉で沙汰を待てといえ」と命じた。 | |
作品分類 | 小説(短編・時代) | 27P×540=12150 |
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