松本清張_絵はがきの少女

題名 絵はがきの少女
原題 エハガキノショウジョ
原題/改題/副題/備考 【重複】〔(株)新潮社=宮部みゆき 戦い続けた男の素顔:松本清張傑作選〕
本の題名 憎悪の依頼【蔵書No0068】
出版社 (株)新潮社
本のサイズ 文庫(新潮文庫)
初版&購入版.年月日 1982/09/25●初版
価格 320
発表雑誌/発表場所 「サンデー毎日・特別号」
作品発表 年月日 1959年(昭和34年)1月号
コードNo 19590100-00000000
書き出し 少年のころ、小谷亮介は、絵はがきをあつめるのが好きだった。父は官吏だったから出張することが多く、亮介のために各地から絵はがきを送ってきた。のみならず、叔父も、従兄も、亮介に送ってくれた。従兄は京都の学校に入っていたので、京の舞妓や大原女などを寄越した。奈良、吉野、飛騨あたりに旅行したといっては、その地方の絵はがきを送った。考えてみると、従兄のものが一番多かったようである。絵はがきは亮介の本箱の抽出しに一ぱいになる位に集まった。北海道のも、九州のも含まれていた。亮介は、退屈すると、抽出しの中に積み重なった絵はがきを取り出し、未知の風物と遊んだ。
作品分類 小説(短編) 40P×680=27200
検索キーワード 絵はがき・富士・新聞記者・静岡・岡山・松山・柳井・自殺・甲州・忘れ形見