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人物描写の研究 ■コメント■ |
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描写 の 視点 |
人物(名前) (推定年齢) |
人物描写 |
作者 (川田本人) |
川田修一(45歳前後) | 浅黒い顔に眼鏡をかけているが、眼差しはどこか思索的に見えた。 −−−−これは私である。 私は東京の某大学の歴史科の万年講師で川田修一という。 ■コメント■ 珍しく私がわたしの描写をしている。小林桂樹さんとか米倉斉加年さんのなど、多士済々。 |
川田修一 | 浜中浩三(35.6歳) |
坂道を上がってきたのは、三十五,六歳の、背の高い男だったが、 先方も意外な所に人間を見つけたと言うような顔をした。 彼は私に軽く会釈をしたが、何か胡散げに横眼で見るのだった。 男は埃っぽいオーバーを着ていた。その裾からのぞいているズボンも あまり上等とはいえない。 赤い靴も踵が大ぶん擦り減っていた。 ■コメント■ 米倉斉加年さんなど...米倉さんならどんな役でもok...イッセイ尾形さんもいいな |
村田の妻 | 村田伍平(47歳) |
私の夫は四十七歳になりまして、当地では昔から醤油の醸造元をして おります。 資産は、まあまあ、この辺では一、二だと世間の人に云われております。 主人名前は村田伍平と申し、これは代々当主が受け継ぐ名前で ございます。主人は家業にも熱心でしたが、一方では郷土史の研究に ひどく力を入れておりました。 ■コメント■ 渥美清、すまけいさんなら文句はあるまい。 |