松本清張_まえがき (謎の源流)(改題)

(原題=古代史新考問答)

題名 まえがき (謎の源流)(改題)
読み マエガキ(ナゾノゲンリュウ)
原題/改題/副題/備考 ●シリーズ名=謎の源流
(原題=古代史新考問答)
飛鳥への道/まえがき     対談者=伊藤義教
壮大なる源流/まえがき    対談者=杉山二郎
躍動する東夷伝/まえがき   対談者=江上波夫
揺藍の世紀/まえがき     対談者=直木孝次郎・門脇禎二
「古事記」の謎/まえがき   対談者=神田秀夫
本の題名 謎の源流【蔵書No0173】
出版社 (株)角川書店
本のサイズ A5(215×160)
初版&購入版.年月日 1981/07/10●初版
価格 1700
発表雑誌/発表場所 「野生時代」
作品発表 年月日 1980年(昭和55年)11月号
コードNo 19801100-00000000
書き出し まえがき                                 神田秀夫氏は『古事記』学者として発想の豊かな、直観力の鋭い方だとはかねがね倉野憲司氏からうかがっていた。国文学者倉野氏は早くから上代文学、とくに『古事記』に関する著書が多く、私もたびたびお会いして直接に教示をうけたことがある。その倉野氏の言なので、さっそく『古事記の構造』を拝見した。たいへんに興味深かった。神田氏は、二十年前の著書なので、と照れておられたが、すこしも古くなく斬新で、大いに啓発された。倉野氏の言葉どおり直観力の鋭い『古事記』研究書であった。いまその書の「序説」の項目だけを拾ってみても、「(1)古事記伝、本居宣長の悲劇的な矛盾。(2)宣長にならされたフリガナの呪縛。(3)鎖国時代の心理と国粋主義。(4)原文は鎖国を知らずフリガナを持たず。(5)原文の文体はもっと凸凹したもの。(6)上表文(序)の問題点。...
作品分類 まえがき(対談/古代史)
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