前作から1年程度経過か? 前作は終戦間際で、朝鮮からの脱出劇。
今作は、終戦時。
軍需省の雇員畑野寛治が主役のようだ。
>彼の性質が明朗だった上、小才が利くので、上官から可愛がられていた。
軍需物資の隠匿など、畑野寛治の悪行が予見される。先入観からの憶測であるが。
●軍需省
軍需省(ぐんじゅしょう)は、太平洋戦争期に設置された日本の行政機関の一つ。
戦時の軍需産業強化の必要性のため、1943年(昭和18年)11月1日、勅令第824号「軍需省官制」に基づき、
商工省の大半と企画院の国家総動員部門を統合して設置された省。
戦後の進駐軍上陸を目前としていた1945年8月26日、椎名悦三郎次官らの指導によって商工省に復帰した。
突然だが、小説の書き始めと書き終わりまでの期間に興味がわいてきた。
【絢爛たる流離】は、一話の「土俗玩具」が戦中に始まり、四話の「走路」で終戦間際。
シリーズ作品でもあり、かなり長期になっている。
作品によっては、数時間の出来事の場合もあるだろう。興味津々。
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