研究
長編である。
書き出しでの登場人物は二人。折戸二郎と小関久男。
二人は大学の助教授、上下関係は折戸が二つ年上、小関は独身。
独身が上下関係に影響するとは思えないが、小関に気楽さを感じる。
>「こういう学会もますますつまらなくなってくるね」
の、折戸の発言から学会や大学批判がうかがえる。今後の展開にも関連がありそうだ。
「葦の浮船」の「葦」は、「人間は考える葦である」の「アシ」である。
「人間はひとくきの葦にすぎない。 自然の中で. 最も弱いものである。 だが、それは考える葦で ...
題は抽象的で、意味深である。、『波の塔』や『水の炎』と同じではなさそうだが
場所は金沢。...具体的には何も想像できない。やっぱり長編は出だしがゆっくりで、展開が読めない。
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