【紹介作品・研究室の倉庫】
2003年03月31日
清張の作品の書き出し300文字前後で独善的研究!。
紹介No 013 【情死傍観】1954年 「小説公園」 以前、私はある雑誌に『傍観』と題した二十枚にも足らぬ小品を発表したことがある。......◎蔵書◎松本清張全集 35 或る「小倉日記」伝・短編1●1972年2月20日(初版)より
研究
私は清張なのだろうか?老人の話は本当なのだろうか。おそらく取材の話であろう。清張の作品には、自殺や心中などよく登場する。「『傍観』と題した二十枚にも足らぬ小品を発表したことがある。」とあるが、これは導入の為のフイクションなのだろうか。投身自殺の「名所」?阿蘇が舞台である。この話は老人の話が中心になって進むのだろう。大岡昇平氏の「来宮心中」は何か伏線にでもなるのだろうか。 タイトルがズバリ内容を表しているようだ。