登場人物
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土田 三郎 |
前職は左官。戦争以来、仕事はさっぱり。戦後は輪タクを始め、片手間に、パンパンに部屋を貸す商売を始める。 |
戸倉 良夫 |
三十二歳。となしく、酒も呑まず、煙草も吸わず、道楽もない。色白で、細面。パンパンの女たちにも好意を持たれていた。 |
神保 なつ子 |
パンパン。二十四歳。虚栄心が強く、派手好き。GIのビクター軍曹にキープされながら戸倉良夫といい仲になる。 |
ビクター軍曹 |
ビック。神保なつ子をキープする。サディズ(嗜虐性)的な変態性癖がある。なつ子に、三カラットのダイヤを買い与える。 |
小池 むら子 |
パンパン、神保なつ子と仲が良い。吉岡知津子とも同僚。土田三郎の家の部屋を借りている。 |
吉岡 知津子 |
パンパン、神保なつ子、小池むら子と同僚。初めに名前が出ただけで本篇に直接的関わりは無い。 |
八田 きよ子 |
土田三郎の内妻。料理屋の仲居をしていた。土田の女房が病死の後入り込む。 |