登場人物
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清五郎 |
柳橋の俥宿”相模屋”の主人。五十近い男。 |
吉兵衛 |
元直参六千八百石大目付山脇伯耆守。 ”相模屋”で車夫をはじめ、おじさんと呼ばれる。一人娘が病弱。四十二、三歳。 |
辰造 |
”相模屋”で車夫。吉兵衛の同僚。久能のお抱え車夫と喧嘩になり勝ち誇ったのはよいが仕返しをされる。 |
粂 |
吉兵衛や辰造の同僚。辰造の喧嘩のとばっいりとも言えることで殴られる。相手は久能邸の書生ら。 |
久能 孝敏 |
大政官五等出仕久能孝敏。お抱えの車夫や書生が相模屋の車夫と喧嘩になる。吉兵衛を先生と仰ぐ。 |
梅岡 |
久能孝敏の同僚。相模屋の若者が久能邸に押しかけた時、吉兵衛に会う。吉兵衛を先生と呼ぶ。 |
女将 |
料理屋”竹卯”の女将。手慰みの場所を提供する。賊に押し入られる。が、吉兵衛の活躍で助けられる。 |
越後屋 |
手慰みで、”竹卯”で遊んでいた大店の主(米問屋)人の一人。賊の目的は越後屋で、賊は、竹卯に押し入る。 |