登場人物
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頼子 |
高村泰雄と結婚する。泰雄から両親の過去を告白される。兄の貞一から、泰雄の思い違いを指摘される。 |
貞一 |
頼子の兄。三十五歳、出版社勤務。頼子の良き理解者。泰雄の告白を頼子から聞く、手紙で真実?の推測を頼子に知らせる。 |
高村 泰雄 |
頼子と結婚する。暗い過去の記憶から両親の秘密を頼子に告白する。「火の記憶」から母親の不倫を邪推する。B市生まれ。 |
河田 忠一 |
元刑事。泰雄からは母親の不倫相手と誤解される。泰雄の母の夫を守る必死の悲しい方法の犠牲になったとも言える。 |
恵良 虎雄 |
N市在住だったが、死亡していた。泰雄は未亡人に会う。懇意であった河田に、訃報のハガキを頼まれ、泰雄の母に送る。 |
泰雄の母 |
中国地方の田舎が実家。四国の山村出身の夫と知り合い大阪で結婚(戸籍上は内縁)。夫は罪人か?刑事から夫を守る。 |
泰雄の父 |
石炭の仲買人。朝鮮に渡ったらしいが、その後失踪。トランク一つで家を出る。罪を犯したらしく、刑事に追われる身になる。 |