題名 | 半生の記/あとがき | |
読み | アトガキ_ハンセイノキ/アトガキ | |
原題/改題/副題/備考 | (原題=回想的自叙伝) 父の故郷/白い絵本/臭う町/途上/見習い時代/彷徨/暗い活字/山路/紙の塵/朝鮮での風景 鵲/焚火と山の町/針金と竹/泥砂/絵の具/あとがき |
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本の題名 | 松本清張全集 34 半生の記・ハノイで見たこと・エッセイより■【蔵書No0105】 | |
出版社 | (株)文藝春秋 | |
本のサイズ | A5(普通) | |
初版&購入版.年月日 | 1974/02/20●初版 | |
価格 | 800 | |
発表雑誌/発表場所 | 「文藝」 | |
作品発表 年月日 | ||
コードNo | ||
書き出し | 私は、自分のことは滅多に小説に書いてはいない。いわゆる私小説というのは私の体質に合わないのである。そういう素材は仮構の世界につくりかえる。そのほうが、自分の言いたいことや感情が強調されるように思える。それが小説の本道だという気がする。独自な私小説を否定するつもりはないが、自分の道とは違うと思っている。それでも、私は私小説らしいものを二、三編くらいは書いている。が、結局は以上の考えを確認した結果になった。しかし、自分がこれまで歩いてきたあとをふり返ってみたい気もないではない。私も五十の半ばを越してしまった。会社でいえば停年が来たあとだ。 | |
作品分類 | あとがき | |
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