松本清張_旅の画集〈1〉−−エッセイ 旅のエッセイB

題名 旅の画集〈1〉 旅のエッセイB
読み タビノガシュウ〈1〉
原題/改題/副題/備考
本の題名 週刊 松本清張 3 『ゼロの焦点』 (旅 1963/03を再録)旅の画集〈1〉 【044】
出版社 (株)デアゴスティーニ
本のサイズ 雑誌(A4ファイル)
初版&購入版.年月日 2009/11/16●初版
価格 552円+税(28円)
発表雑誌/発表場所 『旅』 1955/03月発行
作品発表 年月日 1963年03月
コードNo 19630300-00000000
書き出し 北陸路
北陸の金沢に旅を思い立ったのは、五,六年ぐらい前だったと思う。これは完全に取材であった。
作品の上で、金箔を調べる用事が出来て、東京を夜の遅い汽車で出発し、翌朝、金沢に着いた。早春であった。
と土地の新聞社に、そのことの詳しい人を訪ねたた。ところが、昔式の金箔は現在どこでも造っていなくて、技術もよほど古い年寄りしか分からないという。その人の紹介で金沢の古い道具屋さんを訪ねた。金箔を造る所は、水の性質上、犀川のほとりに決まっていて、明治から大正にかけては、その辺のどの町並みの家からも金箔を打つ音が聞こえていたという。
作品分類 エッセイ 
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