松本清張_亀五郎犯罪誌

題名 亀五郎犯罪誌
読み カメゴロウハンザイシ
原題/改題/副題/備考  
本の題名 黒地の絵【蔵書No0228】
出版社 (株)光文社
本のサイズ 新書(カッパ・ノベルス)
初版&購入版.年月日 1961/04/25●18版1962/05/15
価格 200/古本 600円+送料250
発表雑誌/発表場所 「特集文藝春秋・涼風読本」
作品発表 年月日 1957年(昭和32年)8月
コードNo 1950800-0000000
書き出し 明治四十年九月、愛媛県大洲警察署が、池田亀五郎について手配した人相書きは次のとおりである。
身長・五尺一寸七分(中肉)、色黒ク髪濃シ。顔長シ。眉薄シ。目、ヤヤ大キク二皮瞼、鼻、ヤヤ大キク尖ル。口、通常ニシテ唇ヤヤ厚ク、歯揃フ。−−壮健ニシテ軽捷。沈着ニシテ愛嬌ニ冨ミ弁舌流暢肉欲キワメテ強シ。甘キ菓子類ヲタシナミ、煙草類ヲ好ミ、酒ヲ愛セズ。深ク金比羅オヨビ稲荷神ヲ信仰シ、ツネヅネソノ加護ヲ受ケルモノト迷信セリ。
池田亀五郎は愛媛県喜多郡新谷村字棟迫に生まれた。慶応二年の出生であるから、この手配書きの回った年は四十一歳であった。
明治の犯罪史に池田亀五郎の名はあらわれていないが、それは彼の舞台が、東京や大阪などかららほど遠い四国の片枢(ヘンスウ)に限られていたからである。その凶悪な犯行は、世に伝えられる五寸釘虎吉や清水定吉などの比ではない。
作品分類 小説(短編) 18P×750=13500
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【カバー】.....この中編集には、カッパ・ノベルス版として新装にあたり、以前、四六版に収録した「黒地の絵」「ある小官僚の抹殺」「日光中宮祠事件」「額と歯」のほか「亀五郎犯罪誌」「上申書」の二編を加えた。いずれも記録と踏査に基づく、著者ならではの異色スリラーである。.....