松本清張_幕末の動乱

題名 幕末の動乱
読み バクマツノドウラン
本の題名 幕末の動乱【蔵書No0219】
出版社 (株)河出書房新社
本のサイズ A5(普通)
初版&購入版.年月日 2007/11/30●初版
価格 1600+税80
発表雑誌/発表場所 「現代人の日本史・第17巻」/(株)河出書房新社
作品発表 年月日 1961年(昭和36年)5月
コードNo 196105
書き出し 1「改革」の反動性
江戸時代もいよいよ後期にはいって、十代将軍徳川家治のときになると、田沼意次(享保四〔一七一九〕年−−天明八〔一七八八〕が老中になって、田沼時代という一時期を画するほどの怪腕をふるう。そのために、田沼意次といえば、これまでまず最も悪評高い政治家の一人だ。まるで汚職政治家の代表格としてサンザンに書かれるのがふつうである。彼の一時代まえに八代将軍吉宗といういわゆる「中興の英主」がいたから、比較されていっそう損している。
作品分類 ノンフィクション 244P×600=146400
検索キーワード 享保の改革・吉宗・家重・家治・家斉・田沼意次・老中
【帯】文庫・全集未収録
かつて小社より〈現代人の日本史〉シリーズとして書き下ろされたものを、はじめて独立した単行本として刊行。清張没後15年、幻の歴史読み物発掘
松本清張幻の書き下ろし。文庫・全集未収録。享保の改革以後の幕藩体制の崩壊を活写する