題名 | 日本最古の暗号文学 |
読み | ニホンサイコノアンゴウブンガク |
原題/改題/副題/備考 | |
本の題名 | グルノーブルの吹奏■【蔵書No0204】 |
出版社 | (株)新日本出版社 |
本のサイズ | 新書(KAPPANOVELS) |
初版&購入版.年月日 | 1992/11/15●初版 |
価格 | 1800/古本830=(800+送料340) |
発表雑誌/発表場所 | 「別冊文藝春秋160」 |
作品発表 年月日 | 1982年(昭和57年)7月号 |
コードNo | 19820700-00000000 |
書き出し | 日本書紀の斉明六年こ是歳の条に「童謡有りて曰く」として、次のように載せている。「まひらくつのくれつれをのへたをらふくのりかりがみわたとのりかみをのへたらをらふくのりかりが甲子とわよとみをのへたをらふくのりかりが」どう読むのか、したがって、どういう意味か、さっぱりわからない文句である。これには前段がある。斉明女帝は新羅の侵攻の前に立つ百済を救援するため六六一年(斉明六年)からその準備にとりかかる。兵船を駿河で造り、伊勢の湊へ挽いてきたが、夜中に故のなく舳と艫とが反りかえる。また蠅の大群が西へ向かったりして、人々は敗戦を予知した、というのだ。書記の童謡は、為政者や時局を風刺する歌謡で、江戸時代の落首と同じである。ただし落首が実際に民衆の作歌であるのに対し、童謡は書記の編集局が後から作って当該事項に当てはめたものが多い。 |
作品分類 | エッセイ |
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