題名 | 「もく星」号事件の補筆 |
読み | 「モクセイ」ゴウジケンノホヒツ |
原題/改題/副題/備考 | 「風の息」の「序詞」として発表 |
本の題名 | 松本清張全集 30 日本の黒い霧■【蔵書No0118】 |
出版社 | (株)文藝春秋 |
本のサイズ | A5(普通) |
初版&購入版.年月日 | 1972/11/20●初版 |
価格 | 880 |
発表雑誌/発表場所 | 「赤旗」 |
作品発表 年月日 | 1972年(昭和47年)2月15日号〜1973年(昭和48年)4月14日号 |
コードNo | 19720215-19730414 |
書き出し | 当時のことをまず新聞記事に沿って書く。 昭和二七年四月九日午前七時三十四分、大阪経由福岡行き羽田空港発のマーチン二〇二型双発「もく星」は乗客三十三名、乗員四名のほか郵便物二一四`、燃料一千`を積んで出発したが、約二十分後、消息を絶った。日航の羽田発下り便は約三千フィートで千葉県館山上空を旋回、大島ラジオ・ビーコンに乗って高度六千フィートで大島を通過することになっている。げんに「もく星」の機長は館山からは羽田に通信しているが、大島からは通信がなく、以後ビーコンのコースに当たる静岡県浜松上空のチェク・ポイントでも同様である。当日は朝からの風雨で「もく星」はおそらく地上ビーコンの誘導にたよって計器飛行をしていたと思われるが、レーダーの設備はなかった。多分、気象庁の話であろうが、新聞記事はこういっている。 |
作品分類 | コメント/あとがき/補筆 |
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