題名 | 清張日記 |
読み | セイチョウニッキ |
原題/改題/副題/備考 | |
本の題名 | 清張日記■【蔵書No0177】 |
出版社 | 日本放送出版協会 |
本のサイズ | A5(225×160) |
初版&購入版.年月日 | 1984/11/01●初版 |
価格 | 2000 |
発表雑誌/発表場所 | 「週間朝日」 |
作品発表 年月日 | 1982年(昭和57年)9月17日号〜1984年(昭和59年)4月20日号(月一回連載) |
コードNo | 19820917-19840420 |
書き出し | おりおりに、日記ともつかぬ読書の手控えともつかぬ紀行文ともつかぬ、また着想メモともつかぬものを書いてきた。これから、その中のものをとり出したい。原文は、自分だけにわかればいい簡単なものだが、それでは一般の読者には暗号めいているので、部分的に書き直した。 昭和五十五年一月二日 急に思いついて午前八時上野発で軽井沢に向かう。高崎駅に停車中、車中に居る孫二人のためホームに下りて茶を買うつもりでまごまごしている間に列車が出る。発車ベルは鳴ったにちがいないが、正月客の雑踏で聞こえず。耳が遠くなったせいだとあとで娘は笑ったが、発車ベルぐらいまだ聞こえるはず。ホームの人群れの間をかきわけて茶を求めてその売る所をさがすのに気をとられたためである。 |
作品分類 | 日記 |
検索キーワード |