松本清張_私論 青木繁と坂本繁二郎(改題)

(原題=青木繁と坂本繁二郎)

題名 私論 青木繁と坂本繁二郎
読み シロン アオキシゲルトサカモトシゲジロウ
原題 (原題=青木繁と坂本繁二郎)
本の題名 私論 青木繁と坂本繁二郎【蔵書No0172】
出版社 (株)新潮社
本のサイズ A5(215×160)
初版&購入版.年月日 1982/10/5●4版
価格 1500
発表雑誌/発表場所 「藝術新潮」
作品発表 年月日 1981年(昭和56年)1月号〜1981年(昭和56年)9月号
コードNo 19810100-19810900
書き出し 青木繁と坂本繁二郎の主な作品は、福岡県久留米市の石橋美術館にある。とくに青木の代表作のほとんどはここに蒐められている。昭和五十五年の十一月上旬、わたしは羽田を早朝に発ち、板付空港から車で久留米に入り、同館を訪れた。館長室で岸田勉氏(故人。昭和五十七年二月没)と一時間半ばかり話し合った。岸田氏には坂本繁二郎についての著述がある。青木繁・坂本繁二郎論で最も数多い著書・論文をもつ河北倫明氏とは市内の久留米中学明善校(現明善高校)の同級生であり、同行を明治三十二年に退学した青木繁はその先輩に当たる。館長室を出て、絵画展示場へ岸田氏に案内してもらった。黒田清輝(鹿児島市)、藤島武二(鹿児島市)、岡田三郎助(佐賀市)、古賀春江(久留米市。明善校中退)、児島善三郎(福岡市)など九州出身画家の作品が多い。
作品分類 ノンフィクション
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【帯】近代絵画史に画期的な業績を残し、天才の名を定着させた青木繁。東洋美の幽玄画家として評価の高い坂本繁二郎。共に同郷、同世代の画家が、なぜかくも対照的であったのか? 評論家が見落としていた数々の問題を指摘し、新しい評価を試みる!!