題名A | 留守宅の事件 |
読み | ルスタクノジケン |
原題/改題/副題/備考 | 【重復】 〔(株)新潮社=水の肌〕 |
本の題名 | 証明■【蔵書No0193】 |
出版社 | (株)文藝春秋 |
本のサイズ | 文庫(文春文庫) |
初版&購入版.年月日 | 1976/04/25●12版2004/05/25 |
価格 | 419+税(5%) |
発表雑誌/発表場所 | 『小説現代』 |
作品発表 年月日 | 1971年(昭和46年)5月号 |
コードNo | 19710500-00000000 |
書き出し | 交番の巡査は、事件捜査記録の「証人尋問調書」のなかに通報を受けたときのことを述べている。「問 君は何時から西新井警察署勤務となり、また大師前派出所勤務となったのは何時か。答 私は昭和四十二年九月から西新井警察署勤務を命ぜられて一昨年十一月中旬ごろから大師前派出所詰めとなったのであります。問 本年二月六日、西新井×丁目××番地、栗山敏夫より同人妻宗子が殺害されたと訴え出たのを受けた状況を詳細に述べよ。答 二月六日午後六時半ごろでありました。私は休憩時間に相当しておりましたので、所内の見張所の時計のところに腰掛けて見張勤務中の山口巡査と相撲の話をしておりましたら、一人の男が参りまして、山口巡査に向って『勤めから帰ったら、ぼくの妻が殺されていましたからすぐ来て下さい』と云ったので、山口巡査が『どうして殺されたのか』と訊ねましたら、『家の裏の物置小屋に横たわっている。どうして殺されたのかよくわからないが、とにかく殺されています』と申しました。 |
作品分類 | 小説(短編) |
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