題名 | 白と黒の革命 | |
読み | シロトクロノカクメイ | |
原題/改題/副題/備考 | ||
本の題名 | 白と黒の革命■【蔵書No0011】 | |
出版社 | (株)文藝春秋 | |
本のサイズ | A5(普通) | |
初版&購入版.年月日 | 1979/12/20●初版 | |
価格 | 1100 | |
発表雑誌/発表場所 | 「文藝春秋」 | |
作品発表 年月日 | 1979年(昭和54年)6月号〜1979年(昭和54年)12月号 | |
コードNo | 19790600-19791200 | |
書き出し | 重要な話が−−その端緒になるものが、何でもないときに相手の口から出ることがある。その場の雰囲気から先方は気をゆるし、一時的に慎重さを忘れる。とくに当面の用件で気詰まりな話が終わったあとは、たがいがほっとなるものだが、その弛緩した気分に誘われて、つい、口が軽くなりがちである。日常よく経験することだが、この場合でも先方は、紅茶を飲み、小皿の菓子を割ながらの雑談にちょっと活気をつけるつもりだったのだろう。聞き手に世間話的な興味はあっても、話題に利害関係をもたないとみて話すほうは気をゆるしたのである。今年の四月初め、梅が見頃をすぎた一日の午後、私の知り合いである山村次郎が、ニューヨークにいるペルシア絨毯の商人をつれてきた。エドモンド・ハムサビというアメリカ在住のユダヤ系イラン人である。色は浅黒いが、頭は半分以上白髪で、痩せぎすの上品な紳士だった。ものの言いかたも静かで、どこか知的だった。 | |
作品分類 | 小説(長編) | 392P×630=246960 |
検索キーワード | ペルシャ絨毯・石油ショック・イラン革命・テヘラン・暗号文書 | |
【帯】イラン・アメリカついに経済全面戦争へ中東の石油を軸にして世界は大きく揺れ動く《イラン革命の内幕》を描いて日本人の日常を直撃する第三次石油危機を鋭く予見したドキュメント・ノベルの大作 |