目次 |
特集 初期短編小説 巨大な清張文学の母胎
対談 拝啓、清張先生 清張作品の魅力再発見 北村薫・宮部みゆき
論文
松本清張の作家としての出発 −−初期作品の可能性の射程−−
小森陽一
〈士族〉の矜持 −−松本清張「啾々吟」論
石川功
「或る『小倉日記』伝」と強者の論理 モデルの扱い方を起点として
大井田義彰
松本清張の初期小説と自伝的要素 松本常彦
初期作品に見る敗れゆく者たち
川本三郎
エッセイ
清張の言うクリスティの「砂袋」とは
数藤康雄
『鬼畜』の利一を想う 郷田マモラ
やはり救済者、清張 島田荘司
特集
国際共同研究 東アジアにおける松本清張作品の受容
魯迅「故郷」と松本清張における
「父系の指」から「張り込み」への展開」と 藤井省三
松本清張と丸山眞男の朝鮮 南冨鎭
清張ミステリーと中国 −−映像メディアの力 王成
『種族同盟』から『黒の奔流』への逆転
清張文学の女性像をめぐって
千桂玲
メディア、流行文学とテレビ・受容
−−香港一九八〇年代における松本清張翻訳ブーム 関詩珮
「ゆがんだ複写」:一九八〇年代台湾における松本清張の翻訳と受容 陳國威
記念館研究ノート
松本清張「駅路」論 −−マサセット・モームを手がかりに 蛹エ暁子
記念館だより
編集後記 |