【紹介作品・研究室の倉庫】
2004年02月01日
清張の作品の書き出し300文字前後で独善的研究!。
紹介No 017 【喪失】1956年 「新潮」
研究
男は、田代二郎28歳。女は、桑島あさ子。シンプルな書き出しは、この物語の行く末を暗示しているように、具体的である。妻子持ちの男と、訳ありの、子持ちの女。二人の関係の邪魔者は男の妻子であろう。同い年ではあるが、姉ぶってふるまう女の態度、男のせがむままに金を与える関係が平穏で続くはずがない。事件が起こり、犯人は、被害者は、と考えると、基本的な登場人物から大まかな展開が読める。 しかし、清張作品はどう展開するのだろう。