登場人物
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萩野 竜雄 |
昭和電業製作所会計課次長。関野課長がパクり事件の責任を取って自殺した不条理を許せなかった。
休暇を取って、友人の新聞記者田村満吉の力を借りながら事件に迫る。なぜか上崎絵津子が気になる。 |
田村 満吉 |
有楽町に本社のある新聞社の記者。萩崎と共に事件に迫る。スクープを欲しがる行動力は抜群 |
関野 徳一郎 |
昭和電業製作所会計課長。パクリ事件の被害者。社長に叱責され自殺する。萩崎竜雄に詳細な遺書を残す。 |
瀬沼 俊三郎 |
昭和電業製作所の顧問弁護士。独自にパクり事件の真相を追究するも、拉致され殺される。
竜雄に危険な行動を取るなと忠告するも自らが犠牲になる。 |
田丸 利一 |
瀬沼弁護士事務所の所員。元警察官。瀬沼弁護士の指示で事件をの捜査に当たる。が、殺される。 |
舟坂 英明 |
新興右翼のボス。時に事務長の山崎と名乗り萩崎、田村に会う。パクリ事件の黒幕四六七歳。本名梅村音次 |
上崎 絵津子
(黒池幸子) |
本名は、黒池幸子。黒池健吉(山本一男)の妹。山杉商事の社長秘書。
事件をどこまで知っているか不明だが、連絡役として見え隠れする。
兄(黒池健吉)が舟坂に殺された事を知るに至り警察にすべてを話す。 |
山本 一男
(堀口次郎)
(黒池健吉) |
舟坂英明の従弟で手下。金融ブローカーとしてパクり事件の主役(堀口次郎)。
レッドムーンのバーテンで競馬好き(山本一男)
上崎絵津子(本名:黒池幸子)の兄(本名:黒池健吉)田丸利一を拳銃で殺害。 |
岩尾 輝輔 |
長野県出身の陣笠代議士。パクリ屋が、R相互銀行の応接室を利用すため名刺を利用される。
岩尾輝次は弟。レッドムーンにも出入りする。 |
岩尾 輝次 |
岩尾輝輔の弟。精神病院「清華園」の医院長。舟坂英明をかくまう。 |
梅井 淳子 |
バーレッドムーンのマダム。舟坂英明の愛人。 |
山杉 喜太郞 |
金融業、山杉商事の社長。上崎絵津子は秘書。 山杉商事は高利貸しで過去には昭和電業製作所も融資を受けている。 |
社長 |
昭和電業製作所の社長。会計課長関野を叱責して、責任を取れという。関野が自殺したので自責の念がある。
萩崎竜雄に休暇の便宜を図ってやる。最後に萩野竜雄を会社に復帰させる。 |
専務 |
昭和電業製作所の専務。会計課長関野と相談しながら金策に奔走する。結果、関野課長がパクリ屋の直接の被害に遭う。
社長に頭を下げ責任を逃れようとするが、大阪支店に左遷される。萩崎竜には好意的であった。 |
加藤大六郎 |
加藤老人。梅村音次を知る人物で、黒池健吉や幸子のことも知っている。
二〇何年ぶりに舟坂英明こと、「音」(音次)に会う。 |