登場人物
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板垣 貞夫 |
守谷豊一郎の依頼で石見銀山の観光開発の調査を引き受ける。自動車会社のテストコースの建設にも関わる。
土木建築関係の設計士(25センチのゴム長/意外に小さい足) |
梅井 喜久子 |
板垣と谷原からは、カノチエ帽の女:34,5歳 1メートル64、5個性的な顔で眼が魅力的。R大学の助教授。民俗学専攻。 |
守屋 豊一郎 |
石見銀山観光開発の調査を板垣に依頼した太田市の有志。採石工場の経営。上野吉男の元妻芳子は妹。 |
谷原 泰夫
(矢部久一) |
実質的には主人公。矢部久一と名乗り、画家を詐称。本名谷原泰夫。
四十七歳。不動産業、出版社の経営を破綻させ、債権の取り立てを避けるため逃走中。四十七歳。(読みは、ヤハラとする)。 |
上野 吉男 |
上野吉男:日本海運輸の経営者。元妻は守屋豊一郎の妹。元妻(芳子)を殺害か?
再婚した今の妻は京都の木屋町のクラブのママ。原田源之助の妹(愛子)。芳子・愛子とも未入籍。 |
和田 修造 |
守屋豊一郎の部下。「断魚荘」の若女将アキ子に気がある。上野吉男に通じている。 |
アキ子 |
宿(断魚荘)の嫁。ポニーテールで、セーターにスラックス。亭主持ち、亭主は大阪に修行に行っている。名字が不明 |
芳子(守屋芳子) |
上野吉男の元妻。守屋豊一郎の妹。男が出来て、東京に出奔した。吉野が妻と死別後後妻となるが未入籍 |
原田 源之助 |
西伯地下資源株式会社の社長。本社は京都。会社は上野吉男のダミー会社。妹が上野の妻 |
愛子(原田愛子) |
上野吉男の妻。原田源之助、(「西伯地下資源株式会社」の社長)の妹。 |
夏井 武二 |
谷原の経営していた出版社の編集長。鹿児島県出身。四十五歳。奥さんが病身。 |
水巻 ユカリ |
谷原泰夫が造った事務所の事務員とし雇われる。高校を卒業したばかり。恋人(写真店のの店員)がいる。 |
杉尾 静子 |
谷原泰夫の経営していた出版社の社員。クラシック好きの女 |
大沼 乙一 |
米子の地主。六十三歳。谷原は工場誘致の話聞く。 |
米田 五郎 |
鉄塔の地権者。谷原は米田から、高圧送電線の鉄塔(タワー)間の土地、幅十六メートル長さ十キロを買う。 |
大沼 賢一 |
電量会社の松江支店長。でっぷりとした体格、押し出しがいい。耳のあたりに白いものがまじっている。 |
佐伯 修市 |
電力会社の工務所所長。厚い縁なしメガネ、きれいに撫でつけた光る頭。 |