登場人物
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谷尾 喜右衛門 |
一代で財を成す。谷尾礦業(炭鉱)の社長として成功する。(昭和初年当時、54歳)。妙子と淳子の父、妻は房江 |
谷尾 妙子 |
谷尾喜右衛門の長女。男の噂が絶えないうちに婿を取る。婿の名は、村田忠夫 |
谷尾 淳子 |
谷尾喜右衛門の次女。結婚して、谷尾家を離れる。妙子とも疎遠になる。 |
村田 忠夫 |
谷尾礦業の使用人。谷尾妙子と結婚する。土俗玩具蒐めが趣味の男。放蕩の限りを尽くし廃人同様になってしまう。 |
川野 洋子 |
三十八歳の醜い顔をした家政婦(付添婦)。妙子が忠夫につけた付添婦。前半は川野さんで登場、最後にフルネームで... |
観世 和聖 |
謡の師匠。五十歳くらいで、でっぷりとして脂ぎった男 |
観世 友吉 |
仕舞の師匠。三十歳過ぎ、色の白い役者にしてもよいような華奢な身体つき。 |
大蔵 伍平 |
鼓を打つ男。やせてはいるが筋骨逞しい。 |
弁護人 |
忠夫殺しの容疑者とされた妙子の弁護人。無罪を勝ち取る。 |